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ピラティス(Pilates)とは

ピラティスは、腰痛・肩凝り改善、ゴルフの飛距離アップなどスポーツパフォーマンス向上、代謝を上げて太りにくいメリハリボディメイクなどに有効なエクササイズ!元々は、第一次世界大戦中に、傷病兵のリハビリとして、ドイツ人のジョセフ・ピラティスさんが考案したエクササイズ。ですから、動きがゆっくりで自分のペースでできるので、年齢性別に関係なく、運動が苦手な方にもオススメです。

 手脚の動きを負荷として、体の中心となる背骨や骨盤周辺のインナーマッスル(深層筋)を鍛えます。その結果、手足に振り回されない軸のしっかりしたブレない体幹を作ることができ、バレエやダンスのターンや、ゴルフ・テニス・野球など体幹の回旋を伴うスポーツのパフォーマンスが向上します!
 また、インナーマッスルだけでなく、全身の筋肉をまんべんなく鍛えるので、つま先から頭部までのラインを整え、左右のバランスも良くなり、その結果、姿勢の悪さが80%の要因で起こると言われる腰痛・肩こりが大幅に改善します☆
 インナーマッスルは、触れないし意識がしにくい筋肉ですから、意識して使えるようになるのに、個人差はありますが時間が掛かる場合があります。
 最初は週2回ペースが良いと言われますが、週1回・2週間に1回からでも、各自のペースで継続して頂くことが一番重要です。
 ピラティスは、泳げるようになることや、自転車に乗れるようになることと同じで、一度獲得した筋肉の使い方は、体が覚えているので、間隔があいても大丈夫です!

ピラティス の歴史

 

考案者ジョセフ・ピラティスさんは、幼少の頃体がとても弱く、喘息やリウマチ熱、くる病など様々な病気に悩まされていました。
なんとかその病弱な体を治そうと、ボディビルやダイビング、スキー、体操、ヨガなどを研究しながら自身の体を鍛え、オリジナルエクササイズを考案しました。

その後、1912年に彼はイギリスへ渡り、第1次大戦中に捕虜となり、傷ついた兵士たちの世話をする看護師として働きました。
そのときに考え出したベッド上で行うことができるリハビリ法というのが、現在のピラティスの
原型と言われています。彼は、新しく考案したこのエクササイズに自分の名前をとって「ピラティス」と名付けました。

1926年にピラティスを広めるべくアメリカに渡った彼は、ニューヨークでスタジオを開設し、
有名なダンサーにピラティスを教えるようになりました。
すると、ダンサーたちだけではなく、俳優やスポーツ選手のあいだでも評判となっていきました。1990年代以降、適度に筋肉がつき、きれいにシェイプアップできるということで
アメリカのセレブたちのあいだでたちまち話題となり、一般的に知られていきました。


 

ピラティスの歴史

2000年に入ってからマドンナを筆頭にハリウッドのセレブたちもピラティスを積極的に行っているという情報が伝えられ、日本でも関心を持つ人が増えてきました。日本でも、美と健康をキープするため、またパフォーマンス向上のためのトレーニングとしてピラティスを取り入れているスポーツ選手や女優さんなどが多くいます。ここ数年ブームとなり、TVや雑誌で紹介されることが多くなりました。
ですが、アメリカなどの海外と比べると、その認知度はまだ低いものです。

ジョーの死後、彼の教えを引き継いだ第一世代の教師には、ロマーナ・クリザノヴスカ(Romana Kryzanowska)
さんがいました。彼女はバレエダンサーで、ジョー愛弟子で、彼のスタジオで何年も教えていました。
そして、国内で最初のトレーナー養成プログラムを始め、ジョーが教えていたように何百ものトレーナーを養成しました。現在はRomana's Pilatesを通して教えています。

 

NYにある彼女のスタジオで、私も数度プライベートセッションを受けました。私の取得したStott Pilates®創始者のモイラ・ストット(Moira Merrithew)さんも、ロマーナさんから直接指導を受けた元バレエダンサーです。

ピラティスの効果

 

☆姿勢が良くなる(猫背・反り腰改善など)

☆腰痛・肩こり改善

☆生理痛改善

☆尿失禁改善

☆体調が良くなる

☆ボディラインが整う

☆太りにくくなる

☆体力がつく

☆柔軟性の向上

☆調整力の向上
☆ウエスト周辺に脂肪がつきにくくなる

☆下腹ぽっこり改善

☆便秘改善

☆筋肉がほぐれ体が伸びる

☆ぎっくり腰をしなくなる(腰痛の方々の体験談)
☆ゴルフの飛距離が伸びる
☆テニスのスイングが安定する

☆ダンス・バレエのターンの軸がブレなくなる

☆その他のスポーツパフォーマンス向上

ピラティスの効果

ピラティスしている著名人

マシンピラティスとマットピラティスの違い

 

マシンとマットピラティスの違い

NYにあるStott Pilates®スタジオ
手前のマシンがキャデラック
右側はアスレチックリフォーマー

※2007年に撮影

当スタジオのマシン以外の

器具・プロップ

アークバレル・バランスボール

BOSU・スパインサポーター

スモールボール等

当スタジオのマシン
リフォーマー&チェア

②マットピラティスでは、脚を鍛える動きが少ないのですが、マシンを使用することで、エクササイズをする態勢もバリエーションが増え、脚から頭の先まで全身の筋肉を使うことができ、その結果、ラインやバランスを整えることができる。

 

③エクササイズのバリエーションは豊富で、初中上級者それぞれに合ったプログラムを楽しく適切な強度・難度で行える。

④不安定な環境で行うため、強制的に体の安定性を意識して行うこととなり、インナーマッスルを感じやすくなる。

さまざまなフィットネス施設で、マットピラティスのクラスが開講されていますね。
スポーツクラブ、文化センター、市や町の公共団体が運営する講座など、私もレッスン指導させて頂いております。

もともとは、ピラティスはリハビリが起源ということもあり、マシンを使用してマンツーマンで指導を受けるプログラムですが、プライベートセッションは継続するということになると、金銭面含め価値観はそれぞれ。

一方、マットピラティスは、大勢の方々が一度に指導を受けられるグループレッスンに適しています。但し、きめ細かい指導はできなくなるので、形は真似ができても、実際にどこに効いているのか、正しく行えているかは、参加者には実感しにくいというデメリットもあります。


☆マシンを使用するメリット☆

①マシンを使用すると、負荷の調節ができるので、個々にあった、またその日のコンディションにあった適度な負荷を加えられる。完治していないケガのリハビリにも最適。
 

 

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